スマホのガラスコートは、従来の保護フィルムよりもより強力に画面を保護してくれます。
近年はガラスコーティングのサービスも増えたため、何となく聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、ガラスコートにはどんな効果があって、保護フィルムと何が違うかわからない人もいるでしょう。
そこでこの記事では、スマホのガラスコートの効果やメリット・デメリットについて紹介します。
今まで保護フィルムを使ってきた人も、ぜひガラスコートを知ってみてはいかがでしょうか。
スマホのガラスコートとは
スマホのガラスコートとは、液晶画面の表面に特殊なガラスのコーティング剤を塗って保護する方法です。
塗って時間がたつと表面に薄いガラスの膜を張り、液晶画面を強力に保護します。
従来は貼るタイプの保護フィルムが主流でした。
しかし、ガラスコートであれば保護フィルムより強度が高く、画面もキレイに保てるため、近年ではガラスコーティングが広がっています。
さらにフッ素やナノ銀などを含んだガラスコートの場合、抗菌や除菌の効果も期待できるのです。
スマホのガラスコートにはどんな効果がある?
まずはスマホのガラスコートにはどんな効果があるか見ていきましょう。
強力なガラスで画面を保護
1番の特徴は、強力なガラス被膜で保護できる点です。
ガラスでできた液晶画面は衝撃に弱いため、落としたりすると割れてしまいます。
また、日々の使用で細かいキズが増えると、さらに割れやすくなってしまうのです。
ガラスコーティングを施すことでガラスの強度を高めることができるため、落としても割れづらくなります。
もちろんガラスなので、100%割れから守れるわけではありません。よほど強い衝撃が入ると、割れてしまう可能性もあります。
しかしガラスコートはキズも付きづらくなるため、日々の使用でもガラスの強度が落ちにくいのです。
画面をキレイに保つ
もう一つの大きな効果は、画面をキレイにできるという点です。
ガラスコートは特殊なコーティング剤を塗り込むため、画面のキズなど細かい凸凹にも入り込みます。
そのため、コーティングした後の画面はツルツルでキレイになるのも特徴の一つです。
ガラスなので表面もピカピカになり、まるで新品のような美しい画面にできるのです。
もちろんキズや汚れも付きづらくなるため、これから使用を続けてもキレイな画面を保つことができます。
スマホのガラスコートのメリット・デメリット
ガラスコートは強度が増すだけでなく、ほかにもさまざまなメリットがあります。同時に、多少のデメリットもあるのでしっかり把握しておきましょう。
ガラスコートのメリット
まずはガラスコートのメリットを紹介します。
- 硬度が高く、割れやキズに強い
- 滑りが良く操作しやすい
- 汚れや指紋がつきにくい
- 気泡が入ったり剝がれたりしない
- 効果の持続期間が長い
硬度が高く、割れやキズに強い
ガラスコートの硬さを表す基準として、鉛筆硬度と呼ばれる単位が使われています。鉛筆硬度とは、鉛筆の芯の硬さからきた単位です。
通常の保護フィルムの場合、鉛筆硬度は4Hほどのモノが多いですが、ガラスコートの場合は9Hほど。
鉛筆硬度9Hというのは、9Hの鉛筆でひっかいてもキズが付かないという意味になります。
9Hの硬さは、カッターナイフでひっかいてもほとんどキズが付かないレベルです。
そのため、ポケットにカギと一緒に入れたり、操作するとき爪が当たったりするなどといった、日常的な使用ではほとんどキズが付かなくなるでしょう。
滑りが良く操作しやすい
ガラスコートを施した画面は、表面がツルツルになり操作感が良くなります。
スマホを長く使っていると、買った当初よりも指が引っかかり操作がしづらくなったと感じたことがありませんか?
ガラスコーティングをすることで、凸凹をなくしツルツルで滑りの良い画面にできます。
画面がキレイになり操作感も良くなるので、長く使っているスマホでもまた使いやすくなりますよ。
汚れや指紋がつきにくい
汚れや指紋が付きづらくなるため、キレイで清潔な画面を保てます。
表面の被膜が汚れを浮かしたり、撥水性が高くなったりすることで、汚れを弾いてくれるのです。
また、凹凸の少ないツルツルな表面にしてくれるので、汚れがついてもサッとふき取るだけで簡単に落とせるようにもなります。
付着が気になる指紋やファンデーションなども、拭くだけですぐに落とせるようになりますよ。
スマホは毎日頻繁に触るモノなので、思った以上に汚れが付着します。
清潔に保つためには、汚れを落としやすく汚れづらいというのも大きなポイントです。
気泡が入ったり剝がれたりしない
ガラスコートは、塗ってガラス被膜を作るため、気泡が入ったり剥がれたりはしません。
保護フィルムを使う場合、上手く貼れずに気泡が入ってしまったり、ホコリが入り込んでしまうことがあります。
また長く使っていると、端の方から少しづつ剥がれてくることも。
こういった気泡やホコリ、フィルムの剥がれなどは、見た目が悪くなるので気になりますよね。
ガラスコートであれば、コーティング剤を塗って乾かす方法なので、上記のような心配がありません。
効果の持続期間が長い
ガラスコートは一般的なモノだと、2~3年ほどを快適に使える期間としています。
スマホは2~3年の契約期間で機種変更する人も多いので、その場合は1回の施工で買い替えまでもつのです。
ガラスコートのデメリット
次にガラスコートのデメリットを見てみましょう。
自分でキレイに塗るのが難しい
ガラスコートのコーティング剤は市販されているため、自分で購入して塗ることもできます。
しかし保護フィルムとは違い、液剤を塗って乾かすという方法なので、上手くできるかは人によるでしょう。
キレイな保護層を作るためには、ムラなく丁寧に塗る必要があります。
また、基本的にガラスコートは剝がせないため、後から直すことはできません。
保護フィルムよりも値段が高い
ガラスコートは保護フィルムよりも少し高いです。
保護フィルムは安いものだと100均などで手に入ります。
しかしガラスコートの場合、お店に頼むと約3,000円~、自分で塗る場合でも2,000円ほどかかるでしょう。
もちろん、ガラスコートの方が強度が高いため、価格も高くなるのはしかたありません。
それほど強度を求めていない、できるだけ安く抑えたいのであれば、保護フィルムを選んだほうがいいかもしれませんね。
スマホのガラスコートをするには
実際にスマホをガラスコーティングしたいけど、どこでどうやってやればいいの?と思っている人もいるでしょう。
ガラスコーティングは、自分でコーティング剤を買って塗るか、お店に頼むかどちらかです。
自分でコーティング剤を買って塗る
自分で塗るタイプのコーティング剤も増えてきたため、自分でコーティングすることもできます。
作業としては単純で、クロスなどでスマホの画面をキレイに拭いた後、コーティング剤を垂らして塗り広げ、あとは乾かして水分を拭き取ります。
2~3回重ねて塗る場合が多いですが、それほど時間もかかりません。
ただし製品によってはムラができてしまう可能性もあります。
また、お店でプロが使っているコーティング剤には劣る場合もあるので、その点は注意しましょう。
お店でプロにやってもらう
自分でやるのが難しい場合は、お店に頼んで任せるのが安心です。
費用が少し高くなるというデメリットはありますが、プロに頼めるのでキレイな仕上がりになりますよ。
またお店によっては、抗菌や除菌といった効果をオプションで付けられる場合があります。
毎日使うスマホはウィルスなどの付着も気になるので、こういったオプションを付ければ安心して使えますね。
まとめ
スマホのガラスコーティングは、画面を強化してキズや割れからスマホを守ってくれます。
それだけでなく、ツルツルになって操作感が良くなったり、見た目もピカピカで新品のようになったりと、さまざまなメリットがあります。
従来の保護フィルムより、見た目も強度も良くなるでしょう。
価格も3,000円~で2~3年ほど持つので、コスパも良いといえるのではないでしょうか。
スマホのキズや割れが心配、キレイな見た目にしたいという人は、ぜひガラスコーティングを試してみてください。