スマートフォンの普及率は凄まじく、現在では殆どの携帯ユーザーがスマートフォンを使用している時代です。ガラケーがいつしか使用出来なくなるというニュースも報知されている通り、今後もスマートフォンの需要が増えていくことが想像できます。
とても便利で高機能なスマートフォンですが、一方で気を付けなければいけないことがあります。それが「液晶画面」関連のトラブルになります。スマートフォンの仕組み上、液晶画面が表面部分の大部分を覆ているためにどうしても「傷がつきやすく・割れたりヒビが入りやすい」ということが挙げられます。
そうした液晶画面に関連するトラブルを未然に防ぐという意味でもガラスコーティングを施工したり、保護フィルムで保護を行うということが重要になります。
ガラスコーティングと保護フィルムはどう違うのか
ガラスコーティングと保護フィルム。施工方法や期待できる効果は異なりますが、どちらも「スマートフォンの保護が出来る」ということに変わりありません。しかし、どちらも長所と短所があるためにスマートフォンの用途や使用場所をよく考えたうえで選択をしたいものです。
▼ガラスコーティングの特徴
ガラスコーティングはその名の通り、「スマートフォンの液晶画面に特殊な液体を施工する保護方法」になります。特殊な液体を液晶画面に塗布することで、その液体が硬化してガラス被膜のコーティングになるという仕組みです。
保護フィルムと大きく異なる点は、解像度や液晶本来の美しさを損なうことなくスマートフォンの保護を行うことが出来ます。また、下記のような特徴があります。
- 保護フィルムとは異なり、指ざわりや解像度を損なわない
- 指紋汚れや傷、衝撃に強い
- 一度施工すれば長期間持続する
- 施工するにはお店やってもらうのが一般的
▼保護フィルムの特徴
保護フィルムはスマートフォンの液晶画面に「フィルムを貼り付ける」保護方法になります。多くの保護フィルムが機種別に販売されているのが特徴で、ブルーライトカットに特化しているものから反射防止機能がついているものまで様々です。
保護フィルムがガラスコーティングと大きく異なる点は、自分で気軽に付けたり外したり出来ることに加えて、製品のラインナップが豊富なことでしょう。
- 気軽に外したり付けたり出来る
- ブルーライトカットや反射防止機能など、豊富なラインナップ
- 機種に合わせて購入する必要がある
- 見た目を損なってしまったり、画面が白みがかったように見えることも
- 貼るときにゴミや気泡が入ってしまうことがある
ガラスコーティングと保護フィルムの大きな違いは「貼るか塗るか」
ガラスコーティングは特殊な液体を塗布することで、保護を行う方法になりますが保護フィルムは直接フィルムを貼り付ける保護方法になります。
保護フィルムはガラケー時代の時から存在していましたが、ガラスコーティングは比較的新しい保護方法です。保護フィルムは気軽に貼り付けたり外したりが可能なため、どんなスマートフォンユーザーでも気軽に出来る保護方法になりますが、「気泡が入ってしまったり、ゴミが入り込んでしまう」のが厄介な問題です。気泡が入ってしまうと画面を見るたびに気になってしまいますし、ゴミが入り込んでしまうとすぐにフィルムが剥がれてきてしまうということが考えられます。
その点、ガラスコーティングの場合は保護フィルムとは異なり、気泡が入ってしまったり、ゴミが入り込んでしまうということもないですし、使用中に剥がれてきてしまうということもありません。ただし、ガラスコーティングの施工には一定の技術を要するために店舗で行うのが一般的です。自分で気軽に施工が出来ないという短所こそありますが、一度施工してしまえば長期間の持続が望めるため、保護フィルムとは違う保護方法を試してみたいという方はこれを機にガラスコーティングを試してみるのもいいでしょう。
ガラスコーティングと保護フィルムはどちらがオススメ?
上記ではガラスコーティングと保護フィルムの大きな違いについて解説しましたが、どちらか一方が絶対にオススメというよりも、どちらも一長一短になります。
「どんな場所でスマートフォンを使用するか」「スマートフォン保護に何を求めるのか」によって適切な選択肢は異なります。
ガラスコーティングがオススメな人
- 職業柄、頻繁に出先でスマートフォンを使用する
- 画面の見栄えや解像度を損ないたくない
- 長期間の持続性が欲しい
- スマホケースを愛用する人
保護フィルムがオススメな人
- 近隣にガラスコーティングを施工できる店舗がない
- のぞき見防止やブルーライトカット機能が欲しい
- スマートフォンの使用は自宅がメイン
- 抗菌機能が欲しい
保護フィルムとガラスコーティングの特長を知ったうえで、自分に合った画面の保護方法を把握するのが一番です。また、スマートフォンの耐久性は使い方によって人それぞれなので、保護フィルムとガラスコーティングの特長を知ったうえで、どちらかをチョイスしましょう。