スマホの画面がいつの間にか指紋だらけになっていたり、汚れがひどくなっていたりすることはよくありますよね。
指紋などの汚れは、拭き取ってもなかなかキレイに取れないため気になってしまいます。しかし、スマホの画面はなぜこんなにも汚れてしまうのでしょうか。
この記事では、スマホの画面に指紋汚れなどがつく原因や、キレイに拭き取る方法などを紹介します。
普段から、スマホの画面をキレイに保てるように心がけましょう、
スマホに指紋などの汚れがつく原因とは
スマホは日常的によく触るので、思っている以上に汚れが付着しています。なるべくきれいに保つためには普段から気をつけておきたいですね。
手の油や汚れが付着している
スマホの画面は、主に手についた汚れが移って付着しています。手はいろいろな物を触るので、意外と汚れがついているのです。
例えば、お菓子を食べた手でそのまま触る・顔や髪を触った手で触る・メイクをした後に触るなど、日常的な生活の中で汚れが付いた手で触ることがあります。
とくに油汚れが付着すると、なかなかキレイに拭き取れなくなるので大変で。
人の皮膚は皮脂を分泌しているため、油汚れは日常的に付着します。手から分泌される皮脂は多くありませんが、顔や髪など、油分を多く含んでいる部位に触れた手でスマホを触るので、スマホに油汚れが付くのです。
電話をしたときなども、頬に画面が触れると皮脂やメイクがついてしまうので気を付けたいところですね。
服やティッシュなどで画面を拭いている
画面の汚れが気になったときに、服の袖やティッシュなどで拭く人も多いでしょう。
しかし、服やティッシュで拭いても油汚れなどはキレイに拭き取れません。汚れを薄く引き伸ばしてしまうのです。
また、服などの硬い布で拭くと画面に傷がついてしまいます。傷がつくとその凸凹に汚れが入り込むため、さらに汚れやすくなってしまうでしょう。ティッシュでも同じです。
スマホの汚れをキレイに拭き取る方法
それでは、どのようにすればスマホの画面の汚れを落とせるのでしょうか。画面を傷つけず、汚れをキレイに落とせる掃除方法を紹介します。
クリーニングクロスで拭く
クリーニングクロスは、細かく柔らかい繊維であるマイクロファイバーでできているため、スマホの画面を傷つけず拭くことができます。
また、吸水性にも優れており油汚れも吸い取ってくれるため、ほかの布で拭いたときのように薄く引き伸ばすということが抑えられるのです。
眼鏡のレンズを拭く「眼鏡拭き」も同じマイクロファイバーでできているため代用できます。100均でも購入できるので、毎日の手入れにも使いやすいでしょう。
液晶用クリーナー・液晶用ウェットティッシュを使う
液晶用のクリーナーやウェットティッシュを使うと、汚れがひどい場合でもキレイに落とせます。
液晶用のクリーナーやウェットティッシュは、拭いた後に跡が残らないのがメリットです。使い捨てなので衛生的なのもいいですね。
普通のウェットティッシュで拭くと、水分の跡が画面に残ります。また、界面活性剤や研磨剤・アルコールなどが入ったものもあり、そういったものを使うと表面のコーティングが剥がれてしまう可能性もあります。
そのため必ず液晶用で、できればスマホ用として売られているものを使用しましょう。
除菌シートや消毒を使う
スマホには雑菌なども付着しているため、気になる人は消毒などで除菌しましょう。
市販されている除菌シートや、ドラッグストアなどで買える消毒用のエタノールなどを使い画面を拭きます。その際もクリーナー同様、界面活性剤や研磨剤を含まないものがおすすめです。
ただし消毒用のエタノールが、スマホカバーなどのゴム・プラスチックの部分に触れると、変色したりと劣化する可能性があるので気を付けましょう。
綿棒やブロワーで掃除する
画面の汚れではありませんが、綿棒やブロワーを使うことでスマホの細かい部分を掃除できます。イヤホンの端子周りや充電用のUSB周りなど、綿棒で拭いて汚れを取りましょう。
また、ブロワーを使えば風で奥まで掃除できます。イヤホンの端子などは、物を突っ込んで掃除すると端子を痛めることがあるので、ブロワーでホコリなどを掃除しましょう。
スマホの画面を掃除する際の注意点
スマホの画面を掃除するときに注意するポイントを紹介します。
クリーナーを直接吹き付けない
クリーナーを使って手入れするときは、画面に直接吹きかけないようにしましょう。
クリーナーは液体やスプレータイプのものが多いため、直接吹きかけて使うと本体内部に入り込んでしまう可能性があるからです。
とくに、充電コネクタのようにふさがれていない部分もあるので、液体が入ってしまわないように気を付けなければいけません。
クリーナーなどを使う際は、クロスに出してから画面を拭くようにしましょう。
ティッシュや服でこすらない
先ほども書いたように、服やティッシュなどで拭くと汚れが広がってしまう恐れがあります。
油汚れなどを拭くには適していないので、クロスやマイクロファイバーの布を使いましょう。
スマホの画面をキレイに保つ方法
画面が汚れてから拭き取るのも必要ですが、日ごろから汚れないように保つことも大切です。普段から汚れないようにしておけば、汚れてから手入れをする手間も省けますね。
保護フィルムを貼る
手軽に画面をキレイに保つには、保護フィルムがおすすめです。安価で手に入って、劣化してきたら簡単に貼り替えられます。
保護フィルムにもさまざまな種類があり、指紋などの汚れが気になるなら指紋がつきにくいものや拭き取りやすいものを選びましょう。
指紋がつきづらく目立たないフィルムは、ノングレア(アンチグレア)と呼ばれる光沢のないものです。光沢のあるタイプだと指紋がついたときに目立ってしまいます。
ノングレアのフィルムは指紋がつきにくいだけでなく、反射が少ないので明るいところでも見やすかったり、表面がサラサラで滑りが良いなどのメリットがあります。
画面をコーティングする
保護フィルムよりも画面の保護能力が高いのがコーティングです。
コーティングの中には、スマホの指紋汚れなどをつきづらくしたり、汚れてもサッと拭き取るだけでキレイになるような効果があるコーティングがあります。除菌効果や抗菌効果があるものもあるので、スマホを清潔に保てるでしょう。
また、ガラスコーティングなどの硬度が高いコーティングであれば、傷がつきづらく強度も増します。
画面の傷を防ぎたい場合や、落下などで割れるのを少しでも防ぎたい場合には、硬度の高いスマホコーティングがおすすめです。
まとめ
スマホの画面は、主に手についた皮脂などが付着することで汚れていきます。
皮脂などの油汚れは拭いてもキレイに取り切れず、薄く伸ばしたように広がってしまいます。そのため、吸水性のあるクリーニングクロスを使用して拭きましょう。使い終わった眼鏡拭きや、100均で売っているようなものでも大丈夫です。
マイクロファイバーという素材でできたクロスで拭いて掃除しましょう。
また汚れがひどい場合は、スマホ用のクリーナーやウェットティッシュなどもおすすめです。液晶画面に使っても跡が残らないようになっているので、キレイに拭き取ってくれます。
スマホの画面を汚したくない方は、普段からスマホが汚れないように保護フィルムやコーティングなども検討してはいかがでしょうか。